みちくさノート

人生のみちくさ from けんこう会館

81.「ずーっと ずっと だいすきだよ」 ハンス・ウィルヘルム作 久山太市訳

ずーっと ずっと だいすきだよ

評論社

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ぼくの飼い犬エルフィー。ぼくは毎日一緒に遊んだ。時々悪さをするエルフィーを家族のみんなは叱った。叱っていたけれど、みんなエルフィーが好きだった。でも、みんなそんなこと言わなくてもわかっていると思っていたから、誰もエルフィーに好きだと言ってやらなかった。ただぼくだけが「ずーっとだいすきだよ」と言ってやっていた。

やがてエルフィーは年をとり、あまり動きたがらなくなって、ある夜みんなが眠っている間に死んでしまった。家族はみんな泣いたけれど、エルフィーが生きている間に好きだと言ってやらなかった。これから先、ぼくは何を飼ったとしてもきっと毎晩「ずーっと ずっと だいすきだよ」と言ってやるんだ。

これはもういかん。泣いてしまう。亀には毎日毎日「可愛い可愛い、大好き大好き」と言っているけれど。というか、たぶん亀より先にこっちが死んでしまうと思うのだが。

誰か私にも言っておくれ。もう私も年だしさ。(ペットにするには可愛くないが)